2009/04/11

Stray Sheep, Straight Edge

某月某日。

代々木公園で花見だというので重い腰を上げて行ったら、こちらの勘違いで場所を間違えていたというオチ。ニコラ・テスラの呪いが春たけなわの東京を襲ったのか、代々木公園の電磁波の一極集中はすさまじく、ケータイはウンともスンとも動作せず、途方にくれてヨヨコーをさまよい歩く。花や語らいを楽しむよりケータイでベシャるのが今っぽいのか? それとも桜の写真が大量にTwitterやFrickrやモブログにアップされてるのかジャストナウ? だとしたら、これは一種の集団ヒステリー、テクノロジーの没入による没我状態、みんなで共有すれば恐くないアハ体験の集いとは言えないか? なんとか別のグループと落ち合い、知人がDJブースの横でライヴペインティングしてるというので行くと、滅法かっこよいミニマルが鳴っていて、ある者は楽しそうに、ある者はストイックに、桜の樹の下には死体があるやも知れないのに昏々と踊り続ける若者たちに、刹那の快楽に興じるということの何たるかを教えられた気がして、気がつけば自分も一心不乱に踊ってしまっていた。A-HA! そのあと、トイレに行ったら迷ってしまい、どこを見ても桜と人と生ゴミの山でチガイがわからず、一生この鏡の迷宮めいたデジャヴュー魔界ヨヨコーから出られないかもという恐怖に陥った矢先、移動中の先のグループと遭遇(なんともいえない間の悪さに、一瞬の沈黙が訪れたのだった)。教訓。花見の時期の公園は生体エネルギーを無駄に吸い取られるので注意されたし。

某月某日。

『Sweet Dreams』を独りで編集・発行している福田さんと会ってお話する。音楽・出版業界のことから、サブライム・フリーケンシーズのアラン・ビショップが数ある宗教の中でヒンズー教に一番惹かれてるらしい(彼はレバノン人なので本来であればイスラム教だろうけど)という話からジャイナ教やゾロアスター教やブッディズムについて、ワシントンDCのパンク・シーンではいま重いリフのヘヴィな音がキてる、なぜDCで興ったGO-GOはなんでもリバイバルされる時代なのにいまだにリバイバルしないのか(NYラテンとは切断された独自のストイシズムの美学を感じる)、ストレート・エッジ、黒人と白人のミクスチャー・パンクはいまいづこ(DEATHというP-VINEからリイシューされた黒人のパンクバンドがイイとのこと)、ライオット・ガールズとジン・カルチャーと婦人公論と暮らしの手帖、インターネット上のコミュニティでは未知とは出会わないという例の話、リチャード・パワーズ、フィッツジェラルド、トマス・ピンチョン、古川日出男、舞城王太郎、夏目漱石、ラフカディオ・ハーン、『日本語が亡びるとき』と教養主義、高千穂、出雲、鳥取と水木しげる、スサノオノミコトとアマテラスオオミカミと中央集権化、古来より「い」が言霊的にパワフル、松岡正剛と『遊』と『エピステーメー』、大野一雄、あたらしい舞踊の兆候&演劇に疎いという話、マクロビオティック(アンチコンのホワイ=Why?のツアー中、ビーガンであるホワイの影響で某氏がベジタリアンに目覚めたという話はとても興味深かった、そんなこともあるんだなぁ)などなど。文字に起こすと一端(いっぱし)の文化人気取りだが、端から見ればビールを飲んだくれてるオヤジにしか見えなかったと思う・・。それ以前に、僕は「あれ」とか「あれあれ」とか「あれってあれ?ですよね?」とか「☆■●△*」とか会話で固有名詞が出てこないアルツな人なのでアレだが。
 

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