2008/02/20

Warm White Winter

"Warm White Winter 2008"

01 Usual Morning Sun - DJ Amagumo
02 Smile - Super Smoky Soul
03 Dilla Says Go - J Dilla Jay Dee
04 Walkinonit - J Dilla Jay Dee
05 Massage Situation - Flying Lotus
06 Gravity - Da Bush Babees
07 Fancy Clown - Madvillain Feat. Viktor Vaughn
08 Make The Music With Your Mouth, Biz - Biz Markie
09 DJ Premier In Deep Concentration - Gang Starr
10 Levels - Anomaly
11 End Of The Night - Spencer Doran
12 After The Rain - Mute Beat
13 Living In A Town - Shots
14 Could It Be I'm Falling In Love - Home T-4
15 New Love - 曽我部恵一
16 Love Has Come Around [12" Version] - Donald Byrd And The 125Th Streeet, Nyc
17 Daylight - Ramp
18 From The Darkness To The Light - Sa-Ra

ネタ感の強いヴォーカル・サンプリングの哀愁系ヒップホップから、ミュート・ビートの名曲をはさんで、レゲエ、ソウルへとメロウ一辺倒。今年の寒い冬にも心を折らずに温かく過ごす、というのがテーマ。東京から大阪に転居する若い友人のために作ったコンピ。

たぶん忘れ去られているだろう藤井悟と松岡徹のThe Shotsは部屋を掃除したら出てきた。いま聴くと、日本のクラブ・ミュージック創世記ならではの、真っ直ぐで衒いのない表現にグッとくる。この曲は甘酸っぱいフィーリングのポップ・レゲエで隠れた名曲。スライ&ロビーによるスピナーズのカバー「Could It Be I'm Falling In Love」も爽やかなラヴァーズ。曽我部恵一は遠い存在だったのだが、昨年、ソロ・アルバムを何枚か聴いて、そのソング・ライティング力に舌を巻いた。「Radio Sound Painting」でもかけたこの曲は、「さまよっている まよっている 大事なものをなくした 大事なことを忘れた ぼくはそれを見つけよう ぼくはそれを隠そう」と、失ったものを求めてさまよう魂の彷徨をシンプルな歌詞で言い当てる「文芸レアグルーヴ」。ドナルド・バードは「Journey Into Paradise: The Larry Levan Story」収録曲。このCDで改めてChangeの素晴らしさ&ヴォーカルのヌケの良さに気づいた。Rampは言うまでもなくトライブ・コールド・ウエストの元ネタ。Sa-Raは昨年リリースされたデビュー・アルバムより、それまでの仕事と既成曲をギュウギュウに詰め込んだ「Dark Matter & Pornography Mixtape Vol.30」が好きだ。Sa-Ra、Flying Lotus、Eliot Lippなど、Jay Dee以降のクォンタイズしないビーツとシンセ・ファンクだけを一度まとめてみたいと思っている。

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