2009/02/24

休刊のクリップ

本当は年初にエントリーすべきところが今頃になった。しばらく購読していたマグ(今風に言えばジン?)の休刊がいくつかあったので覚え書きとしてクリップ。


PingMag - 東京発 「デザイン&ものづくり」 マガジン

外国人の視点から日本を眺めたデザイン・マグ。昨年末で終了。雑多で雑誌然とした、気取ってない卑近なアプローチ、フットワークの軽さが今時、貴重だった(日本の雑誌はセグメントされすぎているように感じるので)。地方のものづくりをレポートするのはTABlog | Tokyo Art Beatが最近始めたが、おそらく『PingMag』を参考にしていると思う。

TATAKIDAI

デザイン関係の言説というのはどうしてもおカタい感じになりがちで、時々、息が詰まりそうになるのは自分だけ? ここは街場の忌憚ない意見が聞けて面白かったが、昨年末で終了。掲示板仕様だったためか、最後の方は2ちゃんねる化して炎上が多くなっていたのが残念。(現在はトップページのみ)

Music Thing

こちらは個人サイト。海外の音楽機材系ブログとして有名、かつ、どこにも引けを取らない情報量を誇っていた。その経歴が買われ、筆者は現在はThe Timesのウェブ版の仕事をやっているそう。マニアックなブロガーの成功例か?


『エスクァイア』休刊のニュースも。

この10年でもっとも悲しいニュース:痩せたり太ったり:So-net blog
2009-02-22 - 【海難記】 Wrecked on the Sea

「アメリカではすでにほとんどフリーペーパー状態で、アマゾンで年間契約すると、年間12冊合計でわずか8ドル」という話は目からウロコ。色々事情はあるのだろうが、昔のように海外との情報格差で物を売るというのが不可能な時代だし、『エスクァイア』が体現していた、20世紀的な知的で豊かな暮らし=最大公約数的な人口に膾炙する「夢」に憧れることがもう難しくなっているのでは?と思う。

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