XTC - Stupidly Happy
I'm stupidly happy
Everything's fine
I'm stupidly happy
My heart pumping wine
I'm stupidly happy
With idiot grin
I'm stupidly happy
You won't catch me in
All the birds of the air call your name as they land on my kitchen roof
All the fish in the sea do the same if you need extra proof
I'm stupidly happy
My vision is skewed
I'm stupidly happy
I'm coming unscrewed
And if the devil walks up dressed in any disguise
I take him by the collars look him in the eye
I'm stupidly happy
Now you're my defense
I'm stupidly happy
It's all making sense
I'm stupidly happy
I roll like a train
I'm stupidly happy
With you in my brain
All the lights of the cars in the town form the strings of a big guitar
I'm a giant to play you a tune for wherever you are
I'm stupidly happy
Are the words to that song
I'm stupidly happy
And nothing is wrong
And should the devil walk up with his business card out
I'll tear it to confetti with a grin and shout,
"i'm stupidly happy"
All of the time
I'm stupidly happy
Now you're mine
ステューピッドリィ・ハッピー
バカバカしいくらいに幸せ
すべてはうまくいってる
愚かしいほどにハッピー
心臓は興奮してバクバクと脈打つ
バカバカしいくらいに幸せ
痴れ者のような笑顔で
愚かしいほどにハッピー
僕はあてどなくさまよう
空飛ぶ鳥たちは僕のキッチンの庇に止まって君の名前を呼んでいる
海泳ぐ魚たちは君がどうしてもと言うなら同じことをするだろう
バカバカしいくらいに幸せ
僕の視界は歪んでる
愚かしいほどにハッピー
僕はネジが外れたままお出ましさ
悪魔がどんな変装をして歩いてきても
僕はヤツの襟首をつかんでにらみつけてやる
バカバカしいくらいに幸せ
君は僕を守ってくれる
愚かしいほどにハッピー
すべてに意味はあるのさ
バカバカしいくらいに幸せ
列車みたいに揺れながら歩く
愚かしいほどにハッピー
君といっしょなんだ、頭の中では
街中の車のライトが巨大なギターの弦をかたどる
君がどこに居ようとも君のためなら僕は巨人となって曲をつま弾く
バカバカしいくらいに幸せ
それがこの歌に捧げる言葉
愚かしいほどにハッピー
何も間違っちゃいない
悪魔が名刺を取り出し歩いてきても
僕はニヤニヤしながらそれを紙吹雪に切り裂きこう叫ぶ
バカバカしいくらいに幸せ
いつ何時でも
愚かしいほどにハッピー
いま君は僕のもの
浮き立つような酩酊感と多幸感。この曲を聞けば、その気持ちをいつ何時でも取り出すことができる。
タイトルとリリックと曲が固く手を組み、「ヒネくれた」という枕詞を外して真っ直ぐストライクに届くストローク。ひたすら単調なリフが続き、そこにさらにギターのアルペジオとコーラスが重なるだけの、シンプルの極みなレシピ。この曲の効用は、沈んだ心をも高揚させるだろう、訳知り顔をすることが恥ずかしくなるほどに。物事は実は単純であるハズなのに、不必要に複雑にしてはいないだろうか。警戒心は「愚かしい」という言葉とセットになっている。(単純さは記号やロゴやマークやピクトグラムのように明快に作用するべく立ち振る舞う。それらは死んでいるのだろうか。生きているのだろうか。いままさに語りかけようとしているのか。)
「stupidly happy」と何度も繰り返すことで、その声の伸びた語尾がやや震えながらビブラートを伴って消えていくことで、その後の余白を呼び込む。「fine」と「wine」、「skewed」と「unscrewed」、「defense」と「sense」、「train」と「brain」、「song」と「wrong」と、韻の踏み方はスムーズで心地よい。曲を形成するそれぞれのパーツはお互いを支えながら、無くてはならないものとしてそこにある。市井の日用品として見出される「用の美」。「ふつう」のフトコロの深さ。これは本質的にデザインであり、一般的なデザインの冷徹さとは無縁なエモーションがあり、そのシンプリシティに英知が潜んでいる。
リンク:「オトヒトエコトバ ステイハングリー」
2007/10/25
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