パソコンを使っていると、いつの間にかデスクトップの画面がゴチャゴチャとウィンドウで埋まってしまい、気が散ってしまいがち。Macで作業の集中力を高めるお助けアプリと言えそうなのが、Spirited AwayとThink。どちらも、シンプルで使いやすく、前者はその名の通り、一定時間使ってないアプリを隠してくれ、後者はアプリの後ろに黒いバックグラウンドを敷いてくれる。個人的には一度立ち上げれば後は何もしなくていいSpirited Awayを愛用している。
同様のことは、各アプリのメニューから「他を隠す」コマンドを実行すれば可能だし、Leopardを使ってる人にはSpacesがあるし、使用頻度の高いアプリにフルスクリーンモードがついていればそれでOKなのだけれど、作業はほんのちょっとしたことでモチベーションが下がるので、1クリックさえ煩わしいという自分には使えるアプリだ。OS Xを使い始めた時は、エクスポゼやCommand+Tabでアプリを切り替えるというのがとんでもなく便利で快適だったんだけれど、どうも人間はどんどん機械に飼い馴らされて怠け者になってしまうようだ。
クリックしてサーチして秒速で目的のアプリなりファイルなりにたどり着くという情報操作の快楽は麻薬のように感じる。でも、そういうクイックな所作じゃなくて、じっくりスローに何かに向き合うという集中力を必要とする行為とパソコンのような情報機器のインターフェイスとの擦り合わせはまだまだ開拓の余地がある、ような気がする。
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