そのまんましゅぎ
ハウスでもあれば
ヒップホップでも
あるサンプリング
一点豪華主義音楽
パルジョイの曲は
さしづめそういう
ふうに説明できる
パーティタイムと
プレイタイムとい
う彼の曲を綴ろう
ウン
ウン
ウン
ウン
パーティタイムと
男
の
声
が
るすまだこ
オウ
オウ
オウ
オウ
とマイコー
の
子
供
が声の時の
こ
だ
ま
す
る
トゥルリー
ダ
ー
ラ
が声の性女とー
こ
だ
ま
す
る
コール
アンド
レスポンス
たったそれだけの
誰にでもつくれる
音をサンプリング
して刻んで並べて
ビートに乗せると
いう単純な音楽が
実は一番難しいと
パルジョイがネタ
ありきな寿司職人
のように言ったか
どうかは知らない
廃物利用の音楽の
ト
ラ
ッ
シ
ュ
どほいなせるやで
は
か
な
く
て
塵となって消える
運
命
を
自
ら
に悟覚るけ受き引
裏
打
ち
さ
れ
パーティで楽しい
だ
け
で
も
な
く吐く重を情心く
自
意
識
過
剰
からも遠く離れた
そ
ん
な
潔
さ
それはそれでしか
ないというあっけ
らかんとした音楽
これはもうセンス
とか感覚ではなく
作り手の心意気が
問われるモロダシ
勝負の世界なのだ
サンプリング音楽
は写真に似ている
現実をそのまんま
写し取るんだけど
それはもう現実で
はなくて人間の脳
にしかない仮想の
刹那さ
切なさ
切実さ
吉田健一の「私の
食物誌」の「その
味という味しかし
ない」という何か
を言ってるようで
何も言っていない
開き直ったような
同語反復な芸当は
食物と音の違いは
あれど人に感銘を
与えるのだと思う
その音という音し
か
そ し
の な
人 い
と
いう人しかいない
かけがえのない味
がいとおしいのだ
●タイトル
パーティタイム
●アーティスト
パルジョイ
●プライス
1,250yen
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