2007/10/09

Oto.Hito.E.Kotoba 01

SWとディスコ1


スター・ウォーズ
が完結した。

SWでルーク・ス
カイウォーカーが
使うフォースの決
まり文句は「考え
るな、感じろ」。

ロジックではなく
フィーリング。
「Feel」とは
ダンス・ミュージ
ックの合言葉だ。

SWの初公開年は
1977年。日本
公開は1978年
で世間はディスコ
で浮かれていた。

SWのポスターで
ライトセイバーを
高々と振りかざす
ポーズと「サタデ
ー・ナイト・フィ
ーバー」のジャケ
のポーズはなぜか
シンクロしてる。

当時、SWのテー
マをディスコ風に
アレンジしたミー
コの曲がチャート
一位になる。

アッパーで軽薄で
お気楽な快楽主義
のディスコ音楽は
冷戦やベトナム戦
争で暗く沈んでい
た70年代の世相
をB級フレーバー
の単純明快なファ
ンタジーで吹き飛
ばしたSWと、実
は根っこでつなが
ってると思う。

ミラーボール、ネ
オンサイン、フロ
アライト。ディス
コはチープでシャ
イニーな光り物で
未来を演出した。

ジョルジオ・モロ
ダーのピコピコな
ミュンヘン・ディ
スコやクラフトワ
ークのテクノも同
時代。これら欧州
産のクールで未来
派なサウンドが、
ディスコのスパイ
スとして重要な役
割を演じたのは、
ご存知の通り。

ディスコと言えば
今も昔も汗ダクダ
ク体臭ムンムンの
ホットなものと相
場が決まってる。
でも、その一方で
はクールで冷たい
未来感覚も並行し
てあったワケで、
SWはその空気を
偶然に拾い上げた
んじゃないかな?

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